LOMOとの出会い by NORIZO

こんなに自分がフィルムカメラにのめり込むとは思わなかった。

デジタル最新鋭好きのこの俺が、言わばアナログのLC-Aの魅力にどっぷりハマってる。どんなに高価な一眼カメラで撮影した写真を見せられても、綺麗だね。としか思わなかっただろう。

だけど、LC-Aは違った・・・。

初めてこのカメラの存在を知ったのは2003年5月、友達とデジタルカメラで撮影に出かけた日の車中だった。友人がふと、HOLGAを発注したという。ホルガ?なんだそれ?俺はチンプンカンプン・・・。詳しく話を聞くと、中国のチープなトイカメラで、とにかく不思議な写真が撮れるそうだ。トイカメラといえば、中国のHOLGA&ロシアのLOMO LC-Aが有名だという。「不思議なってどんな写真?」俺は尋ねた。「・・・周りが歪んで、すごくしゃれお(=おしゃれ)な〜・・・。」

全然わかんねぇ〜よ!

とにかく見れば分かるという事で、その日の帰宅後ネットでHOLGAを検索。何なんだこれは!?友人が説明できなかった何かが分かった気がする。綺麗に写真が撮れるわけでもない、むしろボケてんじゃん?これがHOLGA。
続いてロモを検索「LOMO」完全にやられた・・・。
LOMOの方が発色が鮮やかで、俺好みど真ん中。何より35mmフィルムというのがありがたい。
数日間、LOMO関連のHPを調べまくった。知れば知るほどLC-Aの魅力に侵されていく俺。その場の空気まで写ってしまう様な、何でもないそこら辺のものを撮ってもオシャレな写真にしてしまう。現像するまでどんな写真になるかわからないという、ドキドキ感。
もうだめだ!買ってしまおう。俺の中で扉の開く音がした。いや、シャッターのきる音だったろうか?
知ってから購入にいたるまでの期間、長くも感じられたが実際は3日後だった。そして1週間後には、手元にLC-Aがあった。

出会いとは不思議なものだ。今では一眼レフも良いと感じる。出会う順番が逆でも駄目、早すぎても遅すぎても。それは人生も同じ事。いつ出会うかはわからない、そしてどう変わるかも。
ただ確かなのは、俺はLOMOと出会い、今まで興味のなかった世界に魅力を感じ、確実に視野が広がった事。ロシアで作られた、この黒くて不思議な魔法の箱は、人の人生までも変えてしまうカメラではないだろうか?

それは、LC-Aが写し出す写真そのもののように。


LOMO LC-Aについて

Lomo LC-Aはロシア生まれのコンパクトカメラ。
ロシアでの人気はイマイチだったがウイーンのアーティストがヨーロッパに紹介したことから、今では世界中に熱狂的ファンを持つアイドル・カメラに成長した。
可愛らしいボディに程よい重量、手にフィットするこの大きさがなんとも良い。カメラ全面上部に描かれている可愛い男の子は通称ロモ蔵君。ウィーンバージョンのみの仕様。ちなみにロモ蔵君がいないロシアバージョン通称ブラックロモは今では入手困難なレアものとなってます。一言にLC-Aといっても、製造した年代によって微妙に仕様・質感が違うようです。


LC-A DATA

使用フィルム :35mm
感度設定 :ISO 25、50、100、200、400
レンズ :MINITAR-1 32mm, F/2.8 焦点距離 0.8〜∞ (距離目測式のピント設定)
絞り :プログラムAE (通常はオートで使用) 2.8〜16(ストロボ使用時に使用、シャッターは1/60固定)
シャッター スピート :1/500〜2(オート使用時)
外寸 :107×68×43.5mm
重量 :250g

LOMO LC-A